<!--This file created 02.1.16 3:52 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>sawano30j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+1"COLOR="#350CFF">憲法第9条を考える</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>3年　澤野大吾</P><P>　憲法第九条を見れば、日本は平和を掲げた国家であると言うことが書いてある。憲法によるとこの国は軍隊を保持せず、又武力による威嚇、武力行使をしないと定められている。その場合自衛隊はどうなるのだろうか。これは長い間世論で騒がれてきた問題である。自衛隊については憲法解釈の問題ということで、今まで国会などで取り上げられる機会は少なかった。しかし今一度この憲法第九条の第二章「戦争の放棄」について考えてみたい。</P><P>　自衛隊は軍隊ではなく、自衛のための機関である。という言い訳をよく聞くが、ここではっきり述べておきたい。自衛隊は軍隊である。なぜ世界最高水準の設備、兵器を要した機関が軍隊ではないのか。確かに自衛隊が戦争に直接関与したこともないし、どこかで武力行使を行ったということはない。しかし重火器などを使って訓練をしている自衛隊の姿は明らかに軍隊そのものである。</P><P>　ではその自衛隊をどうするべきなのか。その問題に対する2つの視点から論じてみようと思う。一つ目は自衛隊を完全に廃止した上で平和を掲げる国家を目指すことである。この方法は確かに理想的かつ人類普遍の望みである。戦争のない世の中がどれほどすばらしいものか。人々が争うことはとても悲しく、何世代にわたって深い傷を残す。そのような悲劇を繰り返さないためにも、日本が世界に誇る平和憲法に準ずる国家として、世界に平和をアピールすることだ。</P><P>　次に挙げられるものは、自衛隊を平和を維持する機関として存続するというものだ。今の自衛隊との違いは、他国の攻撃から日本を守るというものではなく、日本と日本以外の国の災害出動、PKOなどを目的とした平和維持のために活動するというものである。この場合は現在の自衛隊から大幅に武力を削減する必要がある。日本は憲法第9条の制約で、発展途上国への人事的支援が難しいという現状がある。しかし発展途上国などへの支援は今や国際的問題であり、非軍事国家である日本が世界平和に貢献していくためにはこのような制度を確立する必要がある。</P><P>　最後に自衛隊を取り巻く大きな問題として、アメリカ軍の日本駐留についても触れておきたい。アメリカ軍の日本駐留は第二次世界大戦に日本が敗北したときから始まったが、そもそもその目的は日本を含めた東アジア地域の平和維持である。しかし日本に自衛隊がある今、軍事的支援の必要はない。確かに東アジアの平和維持というのはごもっともな理由だが、アジアはもうアメリカに頼らなくても平和を維持できるはずである。これではただアメリカがアジアを武力の驚異にさらしているだけではないのか。</P><P>　中米のコスタリカでは、1948年の内戦で2000人以上の犠牲者を出し、その結果常備軍廃止が憲法に明記された。武力で平和を維持するのでなく、武力を捨てることで治安を維持しようというのだ。幸いなことに日本にはすでにこのような平和憲法が存在している。我々はこの憲法を維持しながら、自衛隊の置かれている立場を真剣に受け止めるべきである。武力のある世の中には本当の平和はないのだ。日本が平和を掲げる国家となり、アジアさらには全世界の平和の先駆者となるべきである。世界が変わらない今、まずは日本が変わるべきではないだろうか。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../30english/sawano30e.html">English</A><BR><A HREF="../30english/30topics.html">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P>　</P></BODY></HTML>