<!--This file created 02.1.16 3:51 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>shirahama30j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+1"COLOR="#FF144F">心に迫る詩　〜平成の歌姫・浜崎あゆみ〜</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>３年　白浜恵</P><P>　２００1年３月２８日浜崎あゆみのベストアルバム『Ａ　BEST』が発売された｡その売上げ枚数は３５０万枚を越え、大ヒットとなった｡彼女のCDジャケットや歌番組でみせる衣装は奇抜で女性への影響力が強くファッションリーダーとしてのも人気を得ている。さらにベストジーニストショーや日本レコード大賞など受賞数も数多く、浜崎あゆみは平成の歌姫として君臨しているのである｡このように彼女の外見が注目されることが多いのだが若干２２歳の彼女が、これほどまでに人々の心をとらえ、愛されるのは、彼女の描く詩の世界が心に迫るものであるからなのだ｡</P><P>　浜崎あゆみは１９７８年、福岡県に生まれた｡幼い時期に両親が離婚し、祖母と母親との３人暮らしの家庭で育った｡家族は彼女が幼い頃から仕事で忙しく、小学校の頃から淋しさを紛らわす為に人を嫌いになって信用しないようになっていったという。</P><P>　東京の高校への進学を決めてからの学校とモデルの仕事との両立生活は、本当に辛いものであった。そして自分や周囲の人々に対する不信感を募らせた彼女は『その時々を楽しむことが出来れば、先のことを一緒に考えることがない友人であっても一向に構わない』という考え方を持つようになった。</P><P>　やがて彼女は仕事も高校も辞め、夜遅くまで町で遊ぶ毎日が続いた。そんな生活の中で</P><P>エイベックストラックスのスカウトマンに声をかけられ、デビューすることとなった。デビュー後の浜崎あゆみは、これまでにシングル２２枚、アルバム１２枚、ビデオ９巻、ＤＶＤ８枚を発売し、飛躍的に人気を得て平成の歌姫として君臨しているのである。</P><P>　彼女の人気の最も大きな理由は歌手としての魅力と実力にある。彼女はデビュー当初から全ての作品で作詞を手がけ、その美しさと力強さを兼ね備えた歌声にのせて、歌い続けてきた。浜崎あゆみの歌詞作りは一つの考え方の下で行われている。それは『嘘は書けない。想像の世界はダメ。自分の体験や友達の体験を客観的に捉え、正直な気持ちを言葉にして詩を書いていきたい。どんな時でも自分に正直でいたい。』というものだ。</P><P>　そういった彼女の詩の世界が一番表れている曲は今回のベストアルバムの１曲めに収録されている『ASong for××』である。この曲はデビュー当初に突如としてスターになった自分と世間や周囲の人々との間で揺れ動いていた時期に書かれたものである。</P><P>　</P><P>A Song for ××</P><P>　</P><P>どうして泣いているの</P><P>どうして迷ってるの</P><P>どうして立ち止まるの</P><P>ねえ教えて</P><P>　</P><P>いつから大人になる</P><P>いつまで子供でいいの</P><P>どこから走ってきて</P><P>ねえどこまで走るの</P><P>　</P><P>居場所がなかった　見つからなかった</P><P>未来には期待出来るのか分からずに</P><P>　</P><P>いつも強い子だねって言われ続けてた</P><P>泣かないで偉いねって褒められたりしていたよ</P><P>そんな言葉ひとつも望んでなかった</P><P>だから分からないフリをしていた</P><P>　</P><P>どうして笑ってるの</P><P>どうしてそばにいるの</P><P>どうして離れてくの</P><P>ねえ教えて</P><P>　</P><P>いつから強くなった</P><P>いつから弱さ感じた</P><P>いつまで待っていれば</P><P>分かり合える日が来る</P><P>　</P><P>もう陽が昇るね　そろそろ行かなきゃ</P><P>いつまでも同じ所には　いられない</P><P>　</P><P>人を信じる事って　いつか裏切られ</P><P>はねつけられる事と同じと思っていたよ</P><P>あの頃そんな力どこにもなかった</P><P>きっと　色んなこと知り過ぎてた</P><P>　</P><P>いつも強い子だねって言われ続けてた</P><P>泣かないで偉いねって褒められたりしていたよ</P><P>そんな風に周りが言えば言う程に</P><P>笑うことさえ苦痛になってた</P><P>　</P><P>一人きりで生まれて　一人きりで生きて行く</P><P>きっとそんな毎日が当り前と思ってた</P><P>　</P><P>　この曲には過去と現在における『人への不信感』『自分への不信感』そして『漠然とした将来への不安』が描かれている。しかし『もう陽が昇るね　そろそろ行かなきゃ　いつまでも同じ所にはいられない』という歌詞によって、全てを諦めることで終らせようとする気持ちの裏にある、希望をもって何かを変えようとする気持ちが表現されている。このように浜崎あゆみの詩の世界には自分が人生の中で経験した辛い思いを生々しく描く一方で、彼女の心の奥底にある希望や愛情、人を信じることを望む素直な思いが描かれているのである。</P><P>　誰かを信じること、愛することが、その難しさのために避けられることが多い社会の中で、一人の浜崎あゆみという人間として生きる、正直な思いや気持ちを詩に込めた彼女の歌声は、同じような思いや弱さを心の奥底に秘めている現代人の心に迫り、共感を得て、愛されるのである。『どんな時でも自分に正直でいたい』という彼女の作詞に関する考え方が変わらない限り、浜崎あゆみは人々の心を魅了し続け、平成の歌姫として君臨しつづけるに違いない。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../30english/shirahama30e.html">English</A><BR><A HREF="../30english/30topics.html">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P><CENTER>　</CENTER></P></BODY></HTML>