<!--This file created 02.1.16 3:40 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>kageyama31j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><FONT SIZE="+1"COLOR="#BF3A57">豊里先生インタビュー</FONT></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>２年　影山彩子</P><P>　豊里先生は今年４月、札幌大学に講師として就任した。彼女は地元沖縄の琉球大学を卒業後、ペンシルバニア州のインディアナ大学大学院に留学し、文学博士号を取得。その後琉球大学や沖縄国際大学で非常勤講師として１年間勤務した経歴を持つ。彼女の専門は女性作家を中心とした現代アメリカマイノリティーの小説である。現在、英文講読、ゼミナール、英米文学概論などを教えている。就任して半年、独自の授業スタイルと持ち前の明るさで生徒から慕われている。私自身、いくつか彼女の授業を履修しているが、今までにない魅力的な授業に引き込まれる日々である。</P><P>　先ず、なぜ大学の教師になろうと考えたのかストレートに尋ねると、「中学校や高校だと、指導要領が決まっていたり他の先生と授業を合わせたりという不自由さが自分には窮屈だったので、クラスごとにシラバスを決めることができたり、テストを自分で作ることができたりと自由である大学のほうがいいと思った」という非常に自分をきちんと主張する答えが返ってきた。それは、琉球大学在学中の交換留学を含める約７年の留学経験を持っていることと関係があるように思えた。また、先にも述べた先生の独自の授業スタイルはアメリカの教育の影響があるようだ。</P><P>　「７年もの留学を通して、発音とかよりも自分が言いたいことを持っていることが一番大切なことに気がついた」という先生の授業は、確かに生徒が意見を発表することを奨励した形態であり、その方法に共感をうける。また、使用するテキストも大変ユニークで、私が履修している英文講読Ａでは、テネッシウイリアムズの演劇の脚本「ガラスの動物園」を使用している。それに関して、「留学時代にアクティングという授業を取っていた。主に発音や発声の勉強をして学期の最後に演劇を発表するという授業だったのだが、英語のなまりや、自分の英語の話し方やどこが足りないのかなどまでわかり、大変勉強になった。教師になったときにそれを授業に取り入れたいと考えていたので、今回そのような題材を取り上げた」という。文学作品を読み、その意味を説きあかし各々の登場人物を分析するというのが通常の講読の授業の慣例であるが、彼女の講読の授業はそれに加え「英語を話す」という技能も向上させようという要素を含む。これが、長年の留学経験があってからこそ生まれた彼女のスタイルなのであろう。</P><P>　先生は今春、日本の南沖縄から北札幌へと移動したわけだが、初めて北海道へ着てやはり寒さには戸惑っているものの、せっかく北海道にいるのだからサッカーを観戦をしたり、冬のスポーツにも挑戦したいとこれからの生活を楽しみにしているようだ。地元沖縄について質問すると、「やはり自分に沖縄が影響している部分は多い。今思うとマイノリティー小説を研究しているのも、一つの国の中で異なった文化を持つ地方で生活してきたからなのだと思う。のんびり屋の性格もおおらかな土地で育ったからなのかな」と冗談まじりに答えて下さった。米軍基地を持ち多数の外国人が暮らす沖縄は、日本とアメリカ、二つの文化を持つ。住んだことのない我々には想像もつかないが、そんな環境が彼女のように柔軟な素晴らしい人格を形成するのだと感じた。</P><P>　先生はさらにつけ加えた。「生徒には挨拶のできる人になって欲しい。社会に出た時、一番重要なことだと思う。だから私は出席を取るとき、顔の上げない生徒がいると気付くまでしつこく呼ぶようにしているでしょ。あと、好きなことを沢山見つけられるひとになるように色々な人と出会って欲しい。タイプは違っても同じ大学生なんだから、細かい色の区別をしないで、まずは話しをしてみてね」</P><P>　単に言葉を発するのではなく、挨拶をするときの心持ちが大切なのだ。私達生徒が先生から学ぶものは、勉学以上のものがあるのだと改めて感じさせられた一言であった。私達は、大学生活４年間で学友、教員などとの出会いから多くのものを学ぶのであろう。就任して半年、研究に励み元気に授業をし充実した毎日を送っている様子の先生である。豊里先生は若い活力にあふれており、その熱意は今後とどまることを知らない。私達は沢山の知識と人生の心構えなどの教養を彼女から学び、成長していきたいと思う。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../31english/kageyama31e.html">English</A><BR><A HREF="../31english/31topics.html">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A><BR></CENTER></P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P></BODY></HTML>