<!--This file created 02.1.16 3:38 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>sawano31j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><FONT SIZE="+1" COLOR="#8529CB">縮小された大学祭</FONT></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>3年　澤野大吾</P><P>　今年札幌大学では第34回大学祭が行われた。今年も例年と同じくキャンパス内に様々な出店が並んでいたが、例年と違うことが2つあった。まず大学祭の日程が例年では3日間と準備が1日そして片づけが1日の計5日間だったのだが、今年からは大学祭が1日減って計4日間の開催となった。時間帯的にも例年では9時30分まで行われていたのが、今年は初日と2日目は7時３０分までで最終日は5時までとなり、終了時間になると学祭実行委員がマイクでそれを告げ、観客を外に誘導する姿が見られた。</P><P>　なぜこのような厳しい措置が取られたのだろうか。様々な要因があるが、その中で一番大きなものが去年の大学祭期間中に起こった暴力事件だろう。去年大学祭初日に外部から来た客が酔っぱらい、周りの人と口論になり、大きな殴り合いの喧嘩となって警察が出動するという事態となった。大学側はこのことを重大に受け止め、昨年は2日目から予定されていた企画の間をつめて、大学祭の終了時間を早く切り上げるという措置を取った。今年から大学は、この昨年のような事件の再発を防ぐために大学祭の日程削減と時間の縮小を断行した。さらに例年は9時半に学祭を切り上げても、時間通りにすべての人が帰らないので、近隣の住宅から、夜中になってもまだうるさいといった苦情も多かったというのである。</P><P>　しかし学生側の意見は全く正反対である。日程を縮小したために一般客の数が少なく、テントで出店を出している団体からは客が少ないので売り上げがなかなかあがらない、文化系のサークルからは自分達の活動の発表の機会が減るといった意見がある。しかし大学祭実行委員会によると、自治会が大学側と話し合いをもって、大学祭の縮小の方向性を受け入れてしまっている。残されているのは、各サークルや他の学生機関の合意である。それがかなえば来年以降、今年と同じ日程となるのだ。</P><P>　今年から始まったこの縮小された大学祭は、私達が本当の大学祭のあり方を考える良い機会である。大学祭は学生の楽しみのためだけに行われるのではない。地域の人たちの中には札大の学祭を楽しみにしている人も多いのだから、そのような性質を考えると、大学祭は地域全体の行事ともいえる。大学祭が盛り上がるのはとてもいいことだが、それは決して一部の人間だけが楽しむという意味ではない。また早稲田大学や慶応大学など、大学敷地内での飲酒を禁止する大学が増えている。これはただ酒を飲み続ける大学祭ではなく、より本来の健全な大学祭にしようという意識の表れであり、近頃その数はますます増えつつある。</P><P>　札幌大学も本当にもう一日が必要なのかどうかを学生全員が考える必要がある。これは単に日数だけでのことではなく、もっと他にも検討しなければならないことも多いだろう。イベントや企画にももっと多くの人が参加できる形にしなければならないし、もちろん学生側ももっと積極的に参加するべきである。自分は大学祭に行かないから関係ないと言う人もいるが、そのような人たちが参加したくなるような大学祭にできないものだろうか。そして全学生で札幌大学の学祭のあるべき姿を再考する時期にきているのだ。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../31english/sawano31e.html">English</A><BR><A HREF="../31english/31topics.html">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A><BR></CENTER></P><P>　</P></BODY></HTML>