<!--This file created 02.1.16 3:37 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>tanaka31j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><FONT SIZE="+1"COLOR="#CD6122">アメリカ人のテロへの対応</FONT></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>２年　田中瞳　</P><P>　アメリカ人は、個人レベルで自発的にテロ攻撃を受けた直後から様々な形で、消防団や救助にあたっている人々への食料、衣類などの支援を始めた。今では、個人だけでなく、高級レストランが開放されたり、「スターバックス」や「ピザハット」なども協力リストに名前があがっている。</P><P>　学校の教育の面でボランティアは行われている。ニューヨークの公立高校では、カウンセラーがテロについての授業を行った。その中で生徒たちの半数が報復を支持したという。「誰をやっつける」という質問に「アフガニスタンとビンラディン」と生徒たちは答えたのだ。しかしカウンセラーが「アフガンを爆撃して、ビンラディンを殺せば世界からテロはなくなるのか」と尋ねた時、生徒たちは静まり返った。</P><P>　私もこれを読むまでは、「目には目を」の精神で、やられたらやり返すのが当たり前、アメリカはテロを受けたのだから、アフガンを攻撃して当然だと思っていた。しかしこの考えは、あまりにかたよりすぎていたのかもしれない。ニューヨークで行われたこの授業は、生徒たちに、かたよった狭い価値観ではなく、もっと他の国の人々や攻撃されているアフガンの人々の気持ちも考えられる広い価値観を持たせることを目標としていたのだろう。</P><P>　家庭内の教育においても、ニューヨーク市内でパンフレットが配られ、親子間の会話の手引き書となっている。「Talkingto your kids abouttragedy（子供と惨劇を語る）」と名付けられたこのパンフレットは、アラブ系住民への殺傷や暴力が問題化したこともあり、Ｑ＆Ａ方式でテロやこの問題について親が子どもにどのように伝えるべきかが書かれている。</P><P>　私は今回この記事を書くにあたって、アメリカにいる友だち、ティムに現在のアメリカの状況をきいてみた。彼は２０才でオレゴンの大学に通っている。テロが起こった直後、彼が空港に行ったとき「荷物は調べられ、どこに行っても僕は身分証明書と航空券を提示しなければならなかった」そうだ。また彼の妹がラスベガスで挙式をあげる予定だったが、「親戚のなかには飛行機に乗るのが恐いので、来られないという人もいた」と彼は言っていた。また、炭疽菌事件が起こる前、アメリカではテロリストが水道水の中に毒物を混入するかも知れないという噂が流れていたようだ。そのため、大きな街やスポーツ観戦に行くのが本当に恐いとアメリカ人は感じている。彼もまた恐怖の中で生活しているのだ。</P><P>　しかし、アメリカ国内がこのような状況に陥っている中、ブッシュ大統領は赤十字本部を訪れ、１０月１１日アフガニスタンの子供支援のために１ドル募金運動をアメリカの子供達に呼びかけた。その結果１０月２２日の段階で５０万ドルの寄付金が集まった。大統領は「子供達は暖かい衣料や食料、薬を必要としている。米国の子供達のおかげで、この冬、寒さに苦しむアフガニスタンの子どもたちは、ほとんどいなくなるだろう」などと子供達に訴えた。テロに対しての報復を行っているアメリカだが、アフガンの子供に寄付を募るという行為は、ブッシュ大統領の単なるポーズではなく、テロを憎んで人を憎まずという世界に向けられたメッセージだと思いたい。アフガン国内の緊張がとけ、平和になったときに、きっとアフガンの子供達はアメリカの子供達が募金をし、援助してくれたことを決して忘れることはないであろう。そしてやがて次の世代にはテロがなくなって欲しいというブッシュ大統領の願いがこの呼びかけにはこもっているのではないか。</P><P>　アメリカ国民の８５パーセントがブッシュ大統領を支持し、アフガン攻撃にも８８パーセントが賛成している。まだまだ続くであろう炭疽菌などの恐怖の中、アメリカ国民は一致団結し、自分たちの出来ることを探して、草の根活動を続けていくのであろう。しかし、「テロ」という行為を考えた場合、これはアメリカに限った事ではないことを我々日本人も銘記しなければならない。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../31english/tanaka31e.html">English</A><BR><A HREF="../31english/31topics.html">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A><BR></CENTER></P><P>　</P></BODY></HTML>