<!--This file created 02.4.28 3:48 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>sawano32j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+1"COLOR="#0000AF">ホームレス集団暴行致死事件</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>3年　澤野　大吾</P><P>　東京都東村山市で1月25日ホームレスの無職、鈴木邦彦さんが集団で暴行され死亡した事件で、26日警察は14才の少年3人を逮捕、13才の少年を補導、さらに29日に高校生（17才）2人を逮捕した。彼らは事件の前日、鈴木さんに図書館で注意されていて、その腹いせに、仲間を集めて暴行を計画、実行したという。しかし鈴木さんが死亡したと知り、恐ろしくなり警察に自首してきた。しかし警察はすでに彼らの名前が捜査線上に上がっていたため、彼らを自首扱いにはしない方針を決めている。</P><P>　取り調べに対し、少年たちは「図書館で注意されたので腹いせにやった」、「なかなか謝らないので暴行した」、「周りがやるので、悪いとは思ったが、殴ってしまった」と供述している。つまりこの事件の動機は「鈴木さんに注意された」というだけの非常に単純なもので、彼らが鈴木さんを襲撃し、死亡させたことは、あまりにも軽率で愚かすぎる行為ではないだろうか。</P><P>　彼らの中に「ホームレスに注意された」という屈辱感はなかったのだろうか。被害者がホームレスだということがこの事件の根本にはあるように思える。自分が軽蔑している人間から注意されることによって、彼らの怒りが増したのではないか、また襲撃の際にもホームレスだから暴行してもかまわないといった意識があったと考えられる。「社会的弱者に対する軽蔑、偏見」が事件の凶悪化を招いたわけで、少年たちの良心はどこにいってしまったのだろうか。</P><P>　今回の事件は少年法の改正で刑事罰の対象年齢が「16歳以上」から「14歳以上」に引き下げられたため、容疑者の中でも14歳以上の少年は刑事罰の対象になる可能性が高い。少年犯罪を厳罰化するのは必ずしも適切ではないが、今の日本がおかれている道徳心の崩壊ともいえる現状を考えると、この事件に対しては厳しい罰が下されても仕方がないと思われる。</P><P>　日本は少年犯罪が起きると、最初に学校を問題視する傾向がある。今回もマスコミが最初に取材に行ったのは容疑者の少年たちが通う学校の校長だった。しかしこのような基本的な道徳観を養う場は家庭なのであって、事件が起きてから学校に取材に行くマスコミなどはまさに見当違いである。私達はマスコミに左右されることなく、もっと家庭、地域社会、学校それぞれの役割を再考しなければならない。</P><P>　この事件をきっかけに我々は「子供を注意、教育できない親と学校を含めた地域社会」を改善していくことが重要だ。子供は社会の歪みを移す鏡であり、この事件も家庭、地域、学校を含めた社会のホームレスに対する偏見が、子供の良心を歪めてしまったのである。大人が子供に規範を示すことができる社会を作らなければ、少年犯罪はいつまでたっても無くならないだろう。</P><P><CENTER>　<HR><A HREF="../32english/32topics.html">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P><CENTER>　</CENTER></P></BODY></HTML>