<!--This file created 07.2.8 10:22 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>f.sato46j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">世界子供野球大会が札幌で開催</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">２年　佐藤　史崇</FONT></P><P>　</P><P>　7月27日から8月4日まで札幌でＷＣＢＦ（世界少年野球大会）が行なわれ、私は通訳として参加した。この大会は「世界の本塁王」と呼ばれる王貞治氏と、メジャーリーグ通算ホームラン記録歴代1位の記録を持つハンク・アーロン氏の二人によって、開催された大会で年に一度行なわれ、今年で17回目を迎える。世界少年野球大会といっても少年野球の世界一を決めるという大会ではなく、世界各国の野球を経験した事のない子供達に野球の面白さを知ってもらうと同時に、子供達が色々な国の子供と友達になろうということを狙いとした大会である。</P><P>　参加した国は日本、アメリカ、イギリスをはじめとする16カ国、9歳から12歳までの男女総勢170人が参加し、また野球コーチも様々な国からこの大会に参加した。</P><P>毎年この大会には、創設者の王貞治氏が大会の開会式と閉会式に訪れるのだが、今年は報道されていたとおり病気で来道することができず、代わりに日本野球界の偉大なピッチャーの1人の村田兆治氏が訪れた。</P><P>　大会の主なスケジュールは、午前中はモエレ沼公園で野球の練習や試合をし、午後は札幌や札幌近郊にある市を訪れ日本の伝統文化を体験した。</P><P>　モエレ沼公園での練習ではほとんどの子供が野球を経験したことがなかったので、キャッチボールではボールがあさっての方向に飛んでいったり、バッティングではなかなか打てず落ち込んで泣いてしまう子や、試合では２塁を踏み忘れてホームへ走りこんでいく子などいろんな子供がいた。しかし、そんな失敗をしても子供同士で言葉は通じないがいろいろな手段でルールを教えあったり、肩を組み励まし合う姿がとても印象的であり、子供たちが野球を楽しみ笑顔が絶えなかったことが何よりも微笑ましかった。</P><P>午後の伝統文化体験行事では武道や習字などを子供たちは体験した。中でも太鼓とよさこいソーランは子供たちにとても人気があった。三尺太鼓という普通の大きさの太鼓よりも倍ほど大きい太鼓は海外の子供やスタッフのみならず日本の子供にも珍しかったらしくとても人気がありみんなで力いっぱい叩いて楽しみ、またよさこいソーランではおなじみの“鳴子”が子供たち全員に配られ、札幌大学のよさこいソーランサークルLafeteと一緒によさこいを踊り、子供たちは笑顔いっぱいだった。</P><P>　大会期間中はもちろん、子供たちは同じ屋根の下で同じ釜の飯を食べ、お風呂にも一緒に入る。中にはホームシックで泣き出してしまう子もいた。そんな生活の中で、私は様々な国の子供の人間性をみることができた。日本の子はよく言われるように、同じ国どうし固まり、日本人同士で集まってしまうことが多かった一方で、ニカラグアの少年たちはほかの国のお気に入りの女の子を射止めるために、投げキスをして自分をアプローチするなど様々であった。</P><P>　お風呂に関してはとても面白い状況を見ることができた。泊まっていた宿舎には大浴場があり、海外の子が風呂につかるという習慣がほとんどないことを知っていた私は、その大浴場を見てどのような感想を持っているかと気になりウガンダの子に「こんな大きなお風呂みたことあるかい？」と聞いてみると「こんな大きくてあったかいプール見たことないよ！」と風呂の大きさには驚かず彼らの目にはただのプールとしか映っていないことに私は驚いた。当然プールだと思っている彼らは海水パンツまたは下着パンツのままで風呂に飛び込んで行く。そんな海外の子供たちをよそに日本の子供たちは素っ裸で風呂に入る。なんとも不思議な光景だった。しかし、パンツをはいて風呂に入る彼らを見て最初は何も言わなかった日本の子供たちだが、仲が良くなっていくにつれて日本流の風呂の入り方を彼らに教えたくなり、ボディーランゲージで何とかパンツを脱ぐように伝え、その意味を理解した海外の子供たちは最初いやいやながら裸になっていたが、２、３日も経つと浴槽でみんな仲良く裸の付き合いをするようになり、そこから子供たちの友情の輪が広がりはじめ野球でのチームワークや行き帰りのバスでいくつかの単語やボディーランゲージを使った会話が自然と増えていき、風呂は子供たちの交流に一役かった存在になった。</P><P>　だが、そんなほのぼのとした様子の裏で、ほんのわずかではあるが白人の子供が黒人の子供の陰口を叩くという差別が実際に起こってしまったことがショックであるとともに、未だ人種差別という現実が残っていることに憤りを感じた。</P><P>１０日間、私は通訳また子供の世話係として普段経験できない仕事をすると同時に、様々な国の子供たちとの友情の架け橋の手助けができたということはとても貴重な体験であり、子供たちの屈託のない笑顔を毎日見ることができたことが私にとってなによりの思い出になった。また、日本では知ることが難しい海外の人の物の考え方や人柄を感じることができたことをうれしく思ったとともに札幌でこのようなすばらしい大会が行われたことを誇りに思う。</P><P><CENTER>　<HR><A HREF="../46english/topics46">Topics<BR></A><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P>　</P></BODY></HTML>