<!--This file created 07.2.8 10:24 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>m.sato46j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">国後島ビザなし訪問</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">2年　佐藤　真弓</FONT></P><P>　</P><P>　9月15日から18日にかけて、私は国後島ビザなし訪問に参加した。この訪問は、現地のロシア人とロシア語で話すことが出来、北方領土を自分の目で見ることが出来るとても良い機会であった。</P><P>　国後島へ行く船から初めて見る島は、自然に囲まれていて美しかったが、街並みはさびれていた。島周辺の海には廃船が4、5隻放置されていた。島に到着すると多くの島民が歓迎してくれた。特に感激だったことは、民族衣装を着た女性からパンに塩をつけて食べるという出迎えの儀式だ。噂に聞いていただけにとても嬉しかった。</P><P>　訪問以前に、本や授業等で見たり聞いたりして私が抱いていた国後島の印象は生活には不便な場所というものだった。実際に島に入り、古釜布(ふるかまっぷ)の様子を見てみると、昔は日本の土地だったとはいえロシア人しかいないし、街並みもロシア的なものにしか見えなかった。</P><P>　この訪問で、授業以外の場でロシア人と交流し、ロシア語でコミュニケーションが出来ることにとても期待していたが、やはり授業で聞くロシア語とは違った。現地で聞くロシア語はとても速くて理解するのが難しかった。島を移動中に運転手さんに話しかけたら、とてもたくさん話してくれたが全てを理解することは出来なかった。しかし少しでも理解できると、うれしくて返ってきた返事からまた会話が弾みとても楽しかった。私が出会ったロシア人は気さくな人ばかりだった。日本語で「こんにちは」と挨拶してくれるロシア人も多かった。</P><P>　訪問中には対話集会が開かれ、日本人とロシア人が集まって、「日本人とロシア人の共住」について話し合った。この話し合いで共住した際に出てくると思われる問題を次のようにまとめた。政治・経済協力・治安・保健・金融・医療・法律整備・交通・土地・エコロジー・コミュニケーションなどであった。今回の対話集会は、今までと比べてかなり進歩があったようだ。ロシア人も日本人も共住することに理解を示し始めているのは嬉しい。</P><P>　国後島は道路がほとんど舗装されておらず、でこぼこ道だ。車が走ると砂ぼこりがひどくて、車の窓は開けられない。それにもかかわらず、家の外に洗濯物を干している光景には驚いた。また、島には野良犬だけでなく、野良牛までがいる。道端に犬や牛が歩いていることは珍しくない。島の自然はほとんど手つかずで残っている。観光で壮大な「材木岩」を見に行った時には砂浜、砂利道を歩き、岩を飛び越えたりして苦労しながら行った。辿り着くと、とてもきれいな海が見えた。今まで見た海の中で一番きれいだった。海の向こう側には知床半島がとても近くに見え、みんなが海の景色に見とれていた。また、マスが泳いでいる川もあり、たくさんの自然が残っていた。</P><P>　国後島には日本人が住んでいた形跡はほとんど残っていない。しかし、日本人墓地が草原の中と、山の中の二カ所に残っている。日本人墓地を訪問した時に、ここに日本人が住んでいたのだと実感することが出来た。</P><P>　今回の訪問で、私には二つ得るものがあった。一つは現地のロシア人と交流出来たことである。授業以外でロシア人と触れ合うことができ、とても貴重な体験になった。もっとロシア語を勉強し、ロシア人と交流し、ロシア人をもっと知りたいという気持ちになった。二つ目は領土問題の現状を知ることが出来たことである。今まで北方領土問題はあまり実感できず、関心もなかった。しかし、これからはもっと領土問題に目を向けていこうという気持ちになれた。国後島ビザなし訪問は、私にとってとても貴重な体験であり、ロシアとロシア語に実際に触れて勉強させてくれる良い機会になった。</P><P><CENTER>　<HR><A HREF="../46english/topics46">Topics<BR></A><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P>　</P><P>　</P></BODY></HTML>