<!--This file created 07.2.8 10:24 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>matthew46j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=68 BOTTOM=768 LEFT=8 RIGHT=538></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">札幌からシドニーへ</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">交換留学生　マシュー・トラン</FONT></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">シドニー工科大学</FONT></P><P>　</P><P>寒い、本当に寒い。これが、3月28日千歳空港に着陸したとき最初に私の心をよぎったことでした。オーストラリアのシドニーから来た私にとって、たしかに風景が変化しました。シドニーのことは,2000年オリンピックの主催国であったので、きっとたいていの人は聞いたことがあるでしょう。オーストラリアで最大の都市ですが、多くの人が考えているように首都ではありません。（その栄誉はキャンベラのものです。）シドニー・オペラハウス、ハーバーブリッジ、センターポイント・タワーなどがシドニーの中心部を風光明媚なものにしています。しかし、シドニーは非常に大きくだだっ広い都市なので、残念ながら郊外は中心部と同じように美しいとは言えません。皆さんを失望させて申し訳ありませんが、街中や家の裏庭ではカンガルーやコアラが駆け回ってはいません。それらは動物園や田舎に行かなければ見られないのです。</P><P>私は現在シドニー工科大学（UTS）のデザインとインターナショナル・スタディーズを主専攻にしている５回生です。UTSは主にキャンパスがシドニーのほぼ中心部にあるという点でシドニーにあるたいていの大学とは違っています。UTSの校舎の間をさまざまな市道が走っています、また学生が坐ったり、友達とぶらぶらする芝生だとか緑地はありません。UTSはさまざまなショッピングセンターのすぐ隣にあって、シドニーのチャイナタウンまで徒歩でせいぜい10分です。ということは授業の合間にいろいろなことが出来るし、昼食には（もし夜間授業があれば、夕食に）美味しい食べ物が沢山あります。</P><P>しかし、札幌大学の学生生活はかなり違います。まず授業は時間に区切られていて、各時間の終わりを知らせるベルが鳴ります。それに正午に昼食時間が決まっているし、夜間授業もないので、札幌大学はシドニーで私が慣れていた大学というイメージよりは高校のような感じがします。ですが、札幌大学にはUTSよりは幾分くつろいだ雰囲気があります。一般的に言って、札幌大学ではUTSよりは試験や宿題の回数が少ないようです。学生が就職して終日労働に入る前に持つ最後の自由な年月である大学時代のどんなことも正しいと言えるでしょう。</P><P>札幌で落ち着いた日常生活を送るまでにはそれなりの時間がかかりますが、私が想像していたよりもずっと楽なことがわかりました。こちらに来たときに気がついたのは、たいていの人は英語を話さないということ、そしてそれはどうしてかな、と言うことでした。結局ここは日本なのだ。だから、英語が話せるというのが多数派ではなくて、話せるのが少数派だということを考えておくべきなのです。しかし、ぶらぶらしていても、買い物でも、他の日常のことでも、当時の私の限られた日本語で驚くほど簡単にできることがわかりました。私がここに来て会った人たちは、実によく手を貸してくれたし、親切にしてくれましたから、これまでの私の経験すべてをより一層楽しいものにしてくれました。しかし、気候になれるのはそれよりも少し難しいことでした。シドニーでは気候は普通かなり暖かく、冬の最低気温はだいたい摂氏12度です。こう言うと、私が千歳に着いて、平均気温が0度だと知ったときのショックはわかるでしょう。幸い、このことは注意されていて、充分に準備していました。そして、かなり短い夏のあと気温がまた冷えはじめています。正直に言うと、この季節の延長である氷点下の状況で生活した経験が全くないので、私は冬の真っ唯中に入るのが待ち遠しいのです。</P><P>アジア系オーストラリア人として、私の日本での経験はたいていの英語圏からの学生が経験したこととは若干違っていました。ひとつには、みんなはいつも、私が日本人であり日本語を流暢に話すと考えることです。すぐに私の日本語のレベルはかなり基礎的なものだと気づきます。そして、私はオーストラリアから来ていると話すと、次の質問は決まって、「だけど両親は日本人なんでしょ？」です。日本は大体において単一文化社会であるから、このような反応をされるのは驚くようなことではない。本当に面白いことだと思う。</P><P>　</P><P>私が慣れていた普通の生活や、家族も友達も、すべてをシドニーに置いてくるのは、最初は気が遠くなるようなことに思えた。そして、私が札幌に来る少し前にはシドニーを離れることを考え直していた。その寒さの中をどうやって生き残るのだろうか？すぐに日本語を覚えられなかったらどうしよう？友達が出来なかったらどうしよう？こんな考えが頭の中を駆けめぐっていた。ふり返ってみると、そんなことを考えるなんて、なんて馬鹿だったのだろうかと実感する。私はシドニーの日本語のクラスで平均的学生だったし、ここに来る前には日本語を話す自信は全くなかった。しかし、1日24時間、1週7日間、日本語に囲まれていると、シドニーで勉強した2年間よりもずっと早く日本語を覚えられたし、日本語を話すのにずっと大きな自信がつきました。</P><P>注、左イギリス綴り、右アメリカ綴り(honour=honor, harbour=harbor,centre=center, realise= realize)</P><P><CENTER>　<HR><A HREF="../46english/topics46">Topics<BR></A><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P>　</P><P>　</P></BODY></HTML>