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<P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">日本国憲法のはなし</FONT></B>
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<P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">３年 古川　絵梨</FONT></P>

<P>　最近、日本の情勢は極めて混乱している。その最大の象徴が安倍前総理の辞任である。政府は多くの問題と向き合っている、例えば年金未払い問題、経済格差、拉致問題、そして新テロ特措法だ。これらの問題が山積しているから、国民も不安に思うのだ。
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<P>　この状況下で、政府そして国会は、国の根底にある憲法に立ち返り、国民が安心して暮らせるより良い日本作りに努めるべきだ。その手始めに、国会議員は憲法を一読する必要がある。そのために一番良いものが、「あたらしい憲法のはなし」（2001年、童話屋、300円）という解説本である。
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<P>　この本は1947年から52年まで使われていた中学1年生用の社会科教科書を単純化し、77ページの本として再出版したものである。文章はとても平易で、値段もかなり安い。目次は1「憲法」から15「最高法規」で構成されている。短い項目で展開しているので、早く読めるのである。政府は第二次大戦後すぐ、全ての学生にこの原本を与えたのだ。学生がこの教科書を初めて用いた1947年、日本国憲法は誕生したのである。
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<P>　「神奈川・戦争への道を許さない女たちの会」メンバーの小園優子さんは、ウェブサイト「むらき数子の情報ふぁいる」でこう書いている。「この年の3月頃から政府は、（中略）各府県で普及のための講習会を開いたり、ポスター・写真を作ったり、条例を解説したパンフレットを３月中に全国の家庭に配布できるように手配したりした。」
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<P>　また彼女は1947年5月3日にあった、新憲法の公布を祝う公式式典についても書いている。「皇居前でも天皇・皇后を迎えて記念式典が大々的に挙行された。（中略）人々のよろこびの声に、もみくちゃにされながら優しくほほえみかけている写真は、たいていの写真集に載っている。1週間ほどは、各地でこんな華々しい行事が行われたらしい。」とある。
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<P>　当時、日本国憲法は政府や国民に歓迎され、受け入れられたのだ。しかし、それも長くは続かなかった。1952年の朝鮮戦争勃発時、日本はアメリカの計画に荷担し、第9条の戦争放棄を変更しようとした。政府の指示により、「あたらしい憲法のはなし」という教科書は姿を消した。以来、あれほど分かりやすく憲法を説明する教科書は存在しなくなったのである。
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<P>　今年、内閣は再び憲法を改正しようとした。安倍前総理が、圧倒的多数で国民投票法案を可決させたのである。そのため、共産党と九条の会（2004年に設立され、平和を守るために活動している団体）が、これに対して厳しく反発した。なぜ政府は憲法を変えようとするのか？前の憲法を変えることなく続けていくことは、本当に出来ないことなのだろうか？
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<P>　憲法については他の問題もある。例えば、「第3章　国民の権利及び義務」の第25条に、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と定められている。しかし実際には、多くの低賃金労働者が政府の決めた最低水準以下の生活をしている。また、第26条では、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」と定めている。しかし、実際のところ、勉強は入学試験合格の準備のためだけにある。だから学生たちは本当に等しい教育を受けることが出来ないのだ。故に、憲法は多くの問題を抱えているのである。
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<P>　さて、現憲法は悪い方向に変わるかもしれない。誰もが「あたらしい憲法のはなし」を読み、憲法を変えるという試みを注意して見ていくべきである。
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<A HREF="../49english/topics49">Topix<BR>

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