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<P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">大学生の学力低下</FONT></B>
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<P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">１年 黒田　はるか</FONT></P>

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<P>近年、日本の大学生の学力が低下している。原因は小中学校の学習指導内容と授業日数の削減、または学校週5日制の導入である。日本ではこの状況を「ゆとり教育」と呼んでいる。ゆとり教育の世代の学生が多く大学に通っているのが現状だ。京都大学教授である西村和雄氏が1999年に経済学部の学生を中心に調査に行った。この調査では小学校レベルの算数の問題を解答できるかを焦点に当てている。受験の際に数学を選択した学生の正答率は．88.3%であるのに対し、数学未受験の学生の正答率はたったの78.3%だったという。この結果問題の難易度に対して非常に低いものであった。点数の低い理由は、ほとんどの大学が数学を受験科目に含めないからである。理学部や工学部では、高校での理系科目の履修状況が多様化し、学生の学力にばらつきがあるため、物理学の様な基礎科目を一斉に行えなくなった。
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<P>多くの大学は今や新入生に国語や数学、英語などの試験を学生の学力がどのようであるかをみるために受けさせる。また、十分に基礎学力のない学生には高校レベルの内容を復習させる。
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<P>2007年9月10日中央教育審議会大学分科会小委員会は、このような状況に危機感を持ったため、評価を厳格化することで卒業時の学生の質保証をすべきだとの提言を盛り込んだ報告書案をまとめた。さらに、政府の教育再生会議の第３分科会は9月20日の会合で大学卒業時に認定試験導入を検討することを決定した。分科会の中嶋嶺雄副主査は「学生は授業に出席するだけで、内容を理解することなく安易に単位が認定される現実がある」と大学の現状を指摘した。
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<P>　政府はまた、「学士力」と称する大学卒業認定試験の実施も検討課題としている。「学士力」の試験内容は、「知識」「技能」「態度」「創造的思考力」の４分野１３項目。「知識」は、専攻分野の基礎知識、異文化、自然、社会情勢の理解力を身につける。「技能」は、社会生活に欠かせない日本語と特定の外国語の読み書き能力、インターネットを使って情報活用能力を求めるもの。「態度」は、規律を守り行動することと卒業後の自主学習を求めるもの。「創造的思考力」は、「知識」「技能」「態度」の3つの能力を総合的に活用、問題を解決することを求めるもの。
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<P>　日本の大学は急速に「全入時代」を迎えつつある。少子化で学生の数が減少する中で、全ての大学は生き残りをかけて様々な試みをしている。定員割れをする大学も年々増えてきている。大学だけでなく、義務教育でも学習の見直しが検討されている。しかし、これで本当に学力は回復して社会に通用する力がつくのだろうか。大学生に必要とされているのは、自分の欠点や求められているものに気付くことである。また、自ら解決しようとする強い意志を持ち努力すべきである。このことは、大学時代だけにいえることではなく、人間が生まれてからずっと継続しなければならないのだ。日本人は社会に役立つ一員として生きる能力を鍛えていくことを、幼い頃から育んでいくべきであろう。
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