<!--This file created 08.7.26 1:04 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>kuroda51j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=68 BOTTOM=768 LEFT=8 RIGHT=538></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONTSIZE="+2">大学でのアルコール・ハラスメント</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">2年 黒田　はるか</FONT></P><P>　</P><P>　日本では、多くの大学のサークルや学生寮では1年を通して、部員や寮生同士で交流を深めたり、新入生歓迎や卒業生送別などを目的とした「コンパ」というパーティーが開かれている。コンパではよくビールやカクテルなどのアルコール飲料が出される。このパーティーでは会ったり話したことがほとんどなかった人達と話をしたりする。そこにコンパの意義がある。だが、沢山の学生がコンパで盛り上がっている一方で、最近では多くの大学で楽しいパーティーが悲しい出来事へと変ってしまう問題が起きている。</P><P>今年の4月、一橋大学の新入生が学生寮で開催された歓迎会で亡くなった。　原因は、彼がアルコール飲料を「一気飲み」したことだ。自分の意志にせよ他人の強要にせよ、アルコールの一気飲みをすると死に至ることもあるので、このような行為は危険である。この事件を受けて、日本中のほとんどの大学は学生にアルコールを乱用しないように忠告している。また、日本語でアルコール・ハラスメントを意味する「アルハラ」という新しい言葉までも作られた。不幸にも、アルハラをする人々は未だに増加している。</P><P>アルハラ防止協会の調査によると、アルハラの被害者は社会人が51%、学生が38%であり、男女別では男性が57％、女性が27％という割合である。年代別では、20代が36%、10代と30代がそれぞれ12%となっている。一気飲みを強要する加害者では、先輩が43%、上司が26%である。大学や多くの会社では、上下関係を理由に後輩に大量の酒を強要する先輩もいる。同学年のグループあるいは職場の同僚の間でも、互いを酒でつぶし合っている。実際、複数の人物で酒を飲ませて「いじめる」という行為も70％という非常に大きな数字で起こっている。</P><P>なぜ、アルハラが起こってしまうのか？先に触れたように新入生に一気飲みをさせることが、サークルや寮での長年続いてきた伝統であるからということ。そして、酔っ払うことで仲間同士の連帯感を深めるということからである。</P><P>このような野蛮で間違った行為が日本中で繰り返されている。しかし、アルハラが実は犯罪であるというのはどれくらいの人たちが知っているのだろうか。特に、一気飲みは、「重大な」犯罪であり、加害者は刑事、民事責任を問われてしまう。相手を脅迫して無理やり飲ませた場合、強要罪として3年以下の懲役、または30万円以下の罰金が科せられる。宴会の前から特定の相手を酔わせてつぶすことを目的に飲ませた場合、傷害罪として10年以下の懲役、または30万円以下の罰金が科せられる。被害者が死亡した場合には過失致死罪で2年以上の懲役に問われてしまう。</P><P>人のコップに酒を注ぐ行為は日本人の習慣であって、このコンパ騒動は日本特有の「美徳」である。しかし、程度をわきまえなければ命に関わる状況を生み出すかもしれないのである。</P><P>誰でも、アルコールを飲みながらパーティーを楽しんでいる。しかし、アルコールは一歩間違えると恐ろしい飲み物と化すのである。酒を飲み過ぎたり、酒を強制して飲ませている大学生が、問題を起こしたり法律に関わることをやっているのである。新入生の大部分がまだ、未成年であってほとんどはアルコールやその効果に関する知識があまりないのである。その結果、彼らは、間違った知識を身につけたまま先輩となり、後輩に間違った酒の飲み方を教える。そういったことが繰り返されているのだ。この習慣を終わらせるには、大学の全サークルが責任ある飲み方について話し合うべきである。アルコール・ハラスメントはみんなの問題なのだから、大学をあげて、学生だけでなく教職員や保護者を対象に勉強会を開くということも必要である。</P><P>　</P><P><CENTER>　<HR></CENTER></P><P><CENTER><A HREF="../51english/kuroda51e.html">English<BR></A><A HREF="../51english/topic51">Topics<BR></A><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P>　</P><P>　</P></BODY></HTML>