<!--This file created 99.8.8 14:22 by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>hondo-j-24</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=45 BOTTOM=760 LEFT=175 RIGHT=705></HEAD><BODY BGCOLOR="#E8E8E8"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2"COLOR="#AF0000">北方文化フォーラム</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>2年　本堂　朗</P><P>　札幌大学では毎週火曜日「北方文化フォーラム」という講演会が開かれている。この催しは、１９９８年から文化学部が主催している。多くの研究分野から、著名な人物が講師として招かれる。講演時間は９０分。学生、教員、そして一般市民が聴講に来る。演題もさまざまだ。</P><P>　ここで、本年度第２回目の講師である柳瀬尚紀氏と、その講演を紹介しよう。柳瀬氏は北海道根室市に生まれ、早稲田大学大学院を修了した。彼はこれまでに、日本語や英語の言葉遊びに関するものや、辞書のおもしろさについての本をいくつか書いている。講演では、難解なことで知られる作家ジェイムズ・ジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」を翻訳したことや、彼が表現をふくらますために作った「ジョイス語」について話してくれた。それと同時に、英文に出てくる洒落を日本語に訳す難しさを説明してくれた。彼は例を２つ示し、「これはビールを３本飲んだらできたんです。こっちは４本で」と時折冗談を言いながら、それらをどのように解決したかを言った。その瞬間会場には笑いが起こったが、聴衆は彼の鮮やかな方法に感心した。例えば「Theonion has twocircles.」という英文をどう訳すだろう。もちろんonionと英語で書くから円が２つあるが、もし漢字や片仮名で「玉葱」とか「タマネギ」と書いたら円はできない。しかし平仮名で「たまねぎ」と書くと、なんと円が２つできるのだ。「こんなことができるなんて、なんて頭がいいんでしょう。僕がじゃないですよ、日本語がですよ」と柳瀬氏は言っていたが、私は彼もまたすごいと思った。</P><P>　北方文化フォーラムの講師として札幌大学を訪れるのは、作家の津島佑子氏（第１回）や翻訳家の木幡和江氏（第３回）をはじめ皆全国的に、あるいは世界的に知られた人達ばかりだ。彼らは第一線で活躍する人ならではの話をしてくれる。日本には数多くの大学があるが、札幌大学のように毎週このような講演を聴くことのできる大学は少ない。今年度は前期だけでも１０人が、貴重な話を聞く絶好のチャンスである北方文化フォーラムに来てくれる。講師が通訳や文学家などの時は、特に外国語学部の学生は時間を作ってフォーラムに参加すべきだ。その価値は十分にある。私は今後も参加していきたい。</P><P>　しかし学生の中には、北方文化フォーラムに興味を持ったり参加したりしない人もいる。始めにも述べたように、この講演会には一般市民も参加できるが、彼らは熱心に講演を聴いている。それに比べ本来まっさきに来るはずの学生は、そのほとんどが文化学部の学生で、しかも講演中に眠ってしまう人もいる。ではなぜ彼らは北方文化フォーラムに参加しないのだろうか。学内には看板やポスターがあるのだから、この催しを知らないはずはない。同じ時間帯に、授業やアルバイトがある学生もいるだろう。それでも、このことは宝の山を見過ごしているとしか言えない。多くの学生がこの事実に気がついていないのは残念なことだ。私はもっと多くの学生に講演を聴きに来てほしいと思う。</P><P><CENTER><B><HR></B><A HREF="../24english/hondo-e-24.html">English</A></CENTER></P><P><CENTER><A HREF="../24english/24topics.html">Topics</A></CENTER></P><P><CENTER><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P><CENTER>　</CENTER></P></BODY></HTML>