<!--This file created 00.7.8 5:33 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>Shirahama26j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=42 BOTTOM=613 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2"COLOR="#AF0000">不登校問題とフリースクール</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>1年　白浜恵</P><P>　近年、不登校者の数が急激に増加している。その理由はいじめや教師からの体罰などの他にも心因的な理由も数多くあり、解決する方法を見つけることは困難である。不登校者が増えていく中で、不登校の生徒達を救う為に、フリースクールが全国的に増えてきている。北海道には１０校、そのうち札幌市内に５校のフリースクールがあるのだが、その中の札幌自由が丘学園でスタッフとして働く杉野健史さんにお話を伺った。このインタビューから不登校問題について学校や社会が出来る事は何かを考えてみたい。</P><P>　今回、協力していただいた札幌自由が丘学園は、元々鈴木秀一氏のもとで「新しい学校を作ろう」という考えから誕生し、１９９３年１１月フリースクールとして開校したのである。現在は、小学生１名、中学生１２名、中卒者１３名の計２６名が学んでおり、非常勤を含めた１０名のスタッフと一緒に勉強はもとより、演劇やキャンプなどの様々な課外活動をしている。</P><P>　今回インタビューした杉野さんは教員を目指し教員養成の大学を出たのだが「果たして今の教育現場で自分のやりたい事が出来るか」という疑問を持ち、札幌自由が丘学園で働く事を希望したという。子供達の評価が全て数字でしか示されない今の教育現場よりも、フリースクールでの心の触れ合いのある教育を杉野さんは望んだのである。</P><P>　そして、札幌自由が丘学園と普通学校との違いについて「指導要領にとらわれず、生徒自身が自分の学びたい事を自分のペースで勉強できる事が一番大きな違いである」と杉野さんは考えている。札幌自由が丘学園では一週間ごとに時間割が決められており、子供達は各分野ごとに自分の興味を持った事について自由に勉強しているのだ。</P><P>　しかし、公的にはフリースクールの役割は十分に認められていない。札幌自由が丘学園での出席日数は普通学校の出席日数に数えられ、活動内容も報告しているのだが、現在の制度の中では内申書は5段階評価で１にしかならないのである。いくら子供達が自由に学ぶ事が出来ても、自分の好きな道へ進もうと考えた時、そこには大きな壁がある。</P><P>　そのような現状の中で、大きな改革があった。公立高校入試において不登校の生徒でも１０％枠で当日点のみで判断出来るようになったのだ。私立高校入試においても、一定の学力があれば三者面談で判断するという学校も出てきている。少しずつ不登校の生徒達の未来にも光が差してきたのだ。</P><P>　札幌自由が丘学園では「欧米の様に教育システムを複線化し、単線からそれた子供を不登校とする考え方を直すべきである」と考えている。教育システムの複線化という面から考えると、今回の高校側の対応は大きな進歩であると言える。</P><P>　フリースクールが増えているとは言っても、そこへ通っているのはわずかな人数でしかない。北海道だけで考えても、２００人余りと不登校者４０００人の内の５％にしかならないのである。「その原因は情報不足で、フリースクールの存在を知らない親が沢山いて、不登校になってしまった自分の子供をどうしたらいいのかと困っている。」と杉野さんは言う。</P><P>　家に閉じこもっている子供達に対して杉野さんの口からは「そのままで、おいで。」という言葉が出た。校則など様々な制約のある場所ではなく、社会を生きて行く為の制約しかないフリースクールへ、ありのままの姿で来てほしいと言う事だ。</P><P>　杉野さん達、スタッフの皆さんが学園へ通う子供達に望む事は「フリースクールに来た事は自分が決めた一つの道だから、その後、どう学んで、どう生きていくかを考えられるようになって欲しい。」という事だった。</P><P>　インタビューは札幌自由が丘学園で行ったのだが、私にはスタッフの皆さんと子供達が強い絆で結ばれた仲間に見えた。普通学校の中で、本当に暗い表情をしていたのだろうかと疑ってしまう程に子供達の表情が明るかった事を忘れることが出来ない。より多くの子供達が明るい表情を取り戻す為に、フリースクールがもっともっと増えていって欲しい。</P><P>　しかし、なぜ普通学校ではフリースクールの様な教育が出来ないのだろう。今の教育システムの中では、不登校問題に対してどうする事も出来ないのだろうか。</P><P>　どんなに厳しい制度や規則があっても、教師達の生徒達に対する気持ちが伝われば不登校者を減らしていく事は出来るはずだ。普通学校の教師達には制度や規則の枠を越えた、心のこもった教育を目指してほしい。そうすれば、いつか学校は子供達にとって楽しい場所になっていくはずだ。</P><P>　現在、フリースクールの必要性はとても高い。しかし、いつの日か、フリースクールが全く必要なくなったとしたら、その時こそ、子供達にとっての明るい時代であると言えるのである。</P><P><CENTER><HR><A HREF="Shirahama26j.html">English</A></CENTER></P><P><CENTER><A HREF="../26english/26topics.html">Topics</A></CENTER></P><P><CENTER><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P><CENTER>　</CENTER></P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P><P>　</P></BODY></HTML>