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札幌大学女子短期大学部
英文学科


 英文学科の教育理念は、ますます情報化、国際化する現代社会の中で、グローバルな視点からものを見、考えることの出来るような国際感覚を身に付けた教養豊かな自立した社会人を育成することです。この教育理念を達成するたまえに四つの教育目標を立てました。

1. 国際社会において広くコミュニケーション手段として使われている英語を習得する。
2. 英語を手段に異文化と触れることで、差別や偏見のない人間として、異なる価値観、文化、歴史の中で生きる人々との相互理解と共存をめざす。
3. 日本生まれ、生きる者として自らの文化を理解し、それを説明できる言語感覚を身に付け、過去、現在、未来を理解する歴史感覚を育てる。
4. 現代社会のあらゆる分野で使われ、今日の知的生産技能として不可欠なコンピュータについての技能に習熟する。

 言語にはいわゆる聞く、話す、読む、書くの四技能といわれる活動があります。コミュニケーションも同じ四つの機能から成り立っています。つまり、英語を手段に十分にコミュニケートするためには、この四つの機能をバランスよく伸ばすことが必要になるのです。ネイティブ・スピーカーの先生の授業にたくさん出て、LL教室で勉強しさえすれば、コミュニケーション能力が身に付くと簡単に考えてはいけません。本学科では四つの能力を伸ばすことを目標に、ネイティブの先生と、日本語を母国語とする先生とが協働することでみなさんがより効果的に勉強のできるようにコースが組み立てられています。

 外国人と接する場合には、その相手の背後にある文化、社会、歴史などの理解がなければなりません。単にことばだけの学習ではすみません。ことばと文化は深くつながっています。異なった考え方や生き方を知ることにより、私たちの視野が広がり、複眼的な思考方法が身に付くことで地球市民としての国際感覚が研ぎすまされるのです。

 異文化を知るためにはまず日本に暮らす私たちが、自身の文化を理解し、それを説明できるようになることが出発点になります。その中で異なる価値観、文化、歴史、の中で生きてきた人々との共生をはかることが、まさに国際感覚を身に付けるということではないでしょうか。
 
 日本に暮らす私たちには、日本語で自分の意見を明確に述べられることが、英語をマスターするうえでの前提となります。また、現代のコミュニケーション能力には英語と日本語だけでなく、コンピュータという道具を使いこなせることが重要になります。高度情報化社会に対応するには、コンピュータ操作の基礎に習熟していることが必要不可欠です。本学では、インターネットを英語の授業に導入し、メールで課題を提出させたりしています。

 このように、英文学科では、単に英語のテクニックを学ぶだけでなく、地球市民として恥ずかしくない、広い意味での教養を身に付けていくことをめざします。