3月1日 [研修16日目]


 

[トピック]

寝坊して一人で学校まで行く

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放課後、モスクワ大学見学

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劇場で『ロリータ』を見る

 『巨匠とマルガリータ』を見に劇場へ行くが、演目変更で『ロリータ』を見ることになり、恐ろしい目に遭う

 2週間経って、そろそろ疲れがたまってきた模様。学食も飽きてきた。(M)

 放課後、МГУ見学。建物の形は、モスクワの何処に居ても大抵てっぺんの星が見えて、カッコいい!と思っていたけど、中は暗くて、広すぎて、人多くて、トイレは真っ暗で汚いし、おっそろしいトコロでした。2度と行きたくない。でも、大学Tシャツ135ルーブルとノート7ルーブルはお土産に買った。(M)

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 夜、『巨匠とマルガリータ』を見に行く。聞いたこともない劇場で、ジダーノフ先生が、道行く人たちみんなに訊くんだけど、「知らない。」と云う。

 すっごい暗い路地裏とかで、ただならぬ雰囲気。もうその時点でだいぶ妖しかった。朽ち果てた家に矢印が書いてあって、もとはヴィソツキーの家だったのを改造したとか云う劇場で、しかも演目が『ロリータ』に替わったと云うんだけど、せっかくだから見て行こうってことになって、だけどチケット代150ルーブルって! 妙に高いよなーと思っていたら、誰も何も分からんまま三輪車の変なおじさんを横目に、とりあえず、席につく。(M)

 最初は、確かに『ロリータ』のあらすじなぞらえてたけど、そのうち役者がみんな脱いぢゃって、大変なことに・・・。休憩の時に途中で抜けて来た。

 あとから分かったことだけど、あの劇団は今までに2回警察にパクられてるって。それから、寮に帰るんだけど、途中でジダーノフ先生が、クロークに鞄を忘れたと云うので、自分たちだけで帰ることに。地下鉄のエスカレーターに乗って、「先生きっと、動揺してたんだろーねーはははー。」と笑ったら、前に居たお姉さんたちがイキナリ振り向いて、すっごい剣幕で怒鳴り出すから吃驚した。何を勘違ったか、「中国人め」とか「バカ」とか、もうおっそろしー。モスクワの夜は、怖い。今日はロシアの陰を見ました。(M)