夕方、みんなで「ロミオとジュリエット」を見に行く。
今日でここに来てついに29日目!!明日、日本に帰れるとなると気分はハイだったが、気分とは裏腹に、昨日飲みすぎたせいか、鼻づまりとのどの痛みで、3時頃目が覚めてしまい、しかもどこかのバカ野郎が、テレビか何かでクラシックをばかでかい音量で聞いていたため、かなり寝苦しかった。それでも何とか寝ることはできたが、翌朝、体調はすぐれなかった。
しかし、明日帰るとなると、寮で黙っているのも惜しい気がしたので、最後の最後にアルバートへ足を運び、残ったお金を使い切ろうという一心で、ドム・クニーギへプレイ・ステーションのゲームを買いに行った。そこで散々迷ったあげく、何かよくわからないレースゲームとサッカーゲームを購入して、お金をほぼ使い切った。
(帰国後、期待を胸にそのゲームをやってみたが、本体が日本とは違うらしく、結局、何も動かず、まったく意味がなかった)
寮に戻ってからは、ロシア最後のイベント「ロミオとジュリエット」のバレエを見に行くことになっており、6時に集合してから、みんなで出かけた。今回の席は中央のなかなか良い席だったのでかなりご満悦だった。公演は約2時間で終わり、空腹をおさえながら寮に戻った。寮に戻ってからはパエリアを食べ、部屋に戻ろうとしたのだが、ジダさんが「飲みましょう!!」と誘ってきたので「最後ぐらいいいか」と思い、ジダさんに内容の濃い話を聞かされながらウォッカを一緒に飲んだ。約1時間後、ジダさんも疲れたのかようやく解放してくれ、すぐに部屋に戻り布団に入ったのだった。(O)
マヤコフスカヤの駅で降りる。駅を出て、左の大きな通りの向こうに、見えるでっかい銅像!!! テレビでは見てたけど、吃驚します、そのでっかさに。マヤコフスキーのこと、そんなによく知らんけど。写真撮ったけど、銅像があまりにもでかすぎて、私、豆つぶ。
スモーレンスカヤで降りておみやげを買うため、と云えば、アルバート通り。マトリョーシュカのお店は、いっぱいあるけども、観光客目当てでなかなか信用出来ない。だって、イズマイロフで、「5コで1ドル。」とか云ってくる、嘘臭いトコもあったし。1コ20円なの?どうなの、それは。売り子のおねいさんが可愛くてよい人だったので、いっぱい見せてもらう。最後に、おねいさんと写真を撮ることになって、もうひとり居た、売り子のお兄さんが、撮ってくれると云うので仕方なくLOMOを渡す。「ラスドゥヴァティリー!」てすっごいはやさで、撮ってくれて、絶対写ってないだろーと思っていたけどばっちりだった。さすが本場。(M)
それから、この前の中古カメラのお店に行って、おじさんは、私のことを憶えてなかったけども、例のスプートニクを買うことに。3Dカメラ。なんか、シャッターの具合が思わしくないけど、飾っとくだけでもステキと思って、満足。
ドトールでひと休み。リンゴジュースを注文したら、「ない。」て云われて、「ぢゃあ、何があるのよ。」と訊いたらば、「パイナップルとぉーーー・・・」と云うので、「それにする!」と云って、注文。メニューにないのに、どうゆうこと?今まで見たことない、新人のおねいさんで、なんだか、バタバタしちゃってるしパイナップルジュースなのに、マグカップって!吃驚。(M)
アンティークのお店、ユキちんは、初めてだけども、かなり気に入った様子。スプーンをおそろいで3本買って、1本はショーコちゃんにプレゼントすることに。他にも、何本か買ったし、全部で830ルーブルくらいだった。(M)
休む間もなく、"ドム・クニーギ"に行って、ブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』とマヤコフスキーの詩集となんだか分からないザミャーチンの本を買う。結構ちゃんとした、単行本なのに、56ルーブルとか!安い。下の文房具売り場で、色鉛筆とか、ノートが欲しくなって、買おうと思ったら、またもや、此処のレジは、めんどくさかった。
カウンターで、「これとこれとこれが欲しい。」つって、値段書いてもらって、レジでお金払って、レシートもらってまたカウンターでそのレシート見せて・・・。もう店員、やる気ないから、全然スムーズにいかないもん。ノート可愛いけど、五線紙だったし。(M)
今日買った本を、またインツーリストホテルから送らなきゃ、なりません。もう遠いー。275ルーブル。スーツケースの超過料金払うのと、どっちが安いのかなー。微妙なかんじ。(M)
ぐったり疲れて、地下鉄に乗る。最後の夜は、クレムリンで、"ロミオとジュリエット"のバレエ。ロミオの敵の人が、まぁカッコよかった。でも、何かさー、刺されてもなかなか死なないし、哀しみを踊りで表現されると、もうーちょっと笑っちゃうね。刺されて苦しんでるのも、踊りながらだから、ロシア人ですら、ちょっと笑ってたよ。席も2階で、あんましよくないもんだから、眠くてしょーがない。1幕めが終わった途端、観客が、すっごい勢いで走り出して、飛び出してったから、なにごと?! と思って、ついてったら、なんだー。売店かー。夕飯食べてないから、お腹空いてるし、おばさんが薦めて来る、へんな料理も食べたくなるよ。やたら、「サトコはいかが?」と云って来るし、"サトコ"って何。何か、銀色の小さい丸いのに、白いぐちゃぐちゃのグラタンみたい。得体が知れないけども、食べたら、おいしいの。まいった。(M)
もうすっかり疲れて、思い残すことなし。朝の4時までかかって、荷造りした。眠い。 (M)